慢性疲労の回復にラクトフェリンを使ってみよう
慢性疲労について
毎日の疲れが休んでもなかなか改善されない、眠っているはずなのに朝起きてもまだ疲れているなど、蓄積した疲労が改善されないという場合があります。
慢性的に疲労状態が続くことで作業効率や気力が低下し、次第に心まで疲れていきます。このような時はしっかりと疲労が取れるまで休み、遊ぶ時間に費やすなどして気分転換をすることが効果的なのですが、日本人は頑張りすぎてしまう気質があるためなかなか休むのが難しいのが現状です。それに、社会全体が休みを取るということが悪いことであるような風潮があるため、周囲に気を遣ってしまい、休みが十分にとれないということも少なくありません。
この心身の疲労を放置すれば、病気を発症するきっかけとなり、本格的に身動きが取れない状況にもなりかねません。
慢性疲労の怖さ
そもそも、なぜ慢性的な疲労感が続いてしまうのでしょうか。
心身を酷使することで体全体の機能が低下し、更に代謝が低下します。体が元気に活動を出来るのは、エネルギーをしっかりと吸収して体内全体に行き渡らせる活動を上手くやっているからですが、この機能が滞ってしまうと必要なエネルギーを全体に行き渡らず、疲れが出てしまいます。
具体的には、疲れによって胃腸の機能が低下するため、栄養分が上手く取り込めなくなり、生命活動を維持する代謝が今は栄養が摂れない飢餓状態であると判断すると活動を弱めてしまいます。こうした悪循環から慢性疲労へと繋がってしまうのです。
このような慢性疲労にはラクトフェリンが効果的で、上手く疲労の解消に貢献してくれます。
慢性疲労にはラクトフェリンが効果的
疲労感の原因にはストレスが関係しており、ラクトフェリンはこのストレスを抑制して緩和させる力を持ちます。ラクトフェリンは脳内モルヒネと呼ばれるベータエンドルフィンを分泌させる機能に貢献するため、ストレスによって引き起こされる気持ちの変化を落ち着けてくれるのです。過度なストレスがかかると体の機能を低下させるようにと脳から指令が出てしまうため、ストレスを緩和させてあげることは機能向上には重要なことと言えます。
ラクトフェリンには、腸内環境を整える働きもあるため、ストレスの影響を受けやすい便通の改善にも繋がりますし、胃炎や胃潰瘍の原因であるピロリ菌の繁殖も抑えるため、胃の調子も良くします。ピロリ菌とは無関係の胃炎であっても、抗炎症作用が働くため炎症を抑えて改善に導きます。ストレスで胃が痛くなるのは、ストレスによって胃酸が過剰に分泌されることから起こりますが、このような作用で胃炎の改善が期待できるのです。
ラクトフェリンの代謝を向上作用
ラクトフェリンは、低下する代謝を向上させてくれる力も持ちます。
代謝が低下してしまうと、エネルギーを使わない省エネ状態になっているため、どれほど食事をしたとしてもエネルギーに回らず、脂肪になって体内に蓄積してしまいます。代謝が低下している状態の時ほど太りやすいため、上手くこの代謝を上げるようにしてあげなければなりません。代謝の改善に繋がればエネルギーをしっかりと体が吸収するため、栄養素が体内を循環するようになり、自然と疲れが取れていきます。蓄えてしまった脂肪もエネルギーに変換してくれる力がありますので、体中の細胞がエネルギーを活発に使えるようになるのです。
代謝をしっかりと上げるには、腸溶性もしくは耐酸性のサプリメントがおすすめです。蓄えてしまった脂肪をエネルギーに変える作用を望むなら、腸溶性でなければ効果が発揮できません。サプリメントで摂るなら、腸溶性もしくは耐酸性を使いましょう。
慢性疲労にラクトフェリン~まとめ~
ラクトフェリンを使うことで慢性疲労を改善させることが期待できます。とはいえ、これだけを摂取していれば慢性疲労が改善されるかと言うとそうではありません。
疲労の原因になっている事柄との折り合いを付け、休む時間を設けるなどしなければ、疲労が効力を上回ってしまいます。ラクトフェリンを飲めば疲れが取れる、というような万能薬ではなく、弱った機能を向上させることが目的ですから、滋養強壮としてはあまり効果がないと言えるかもしれません。
疲れをとるための方法を模索して、たとえば美味しいものを食べる、好きな音楽を聴く、ゆっくりとお風呂に入って温まるなど、方法を見つけておくことが重要です。そして出来ればしっかりと休む時間を作るようにし、短くても心身共にリフレッシュ出来る時間を強制的に入れることも重要です。
慢性疲労を放置すれば、あらゆる病気の原因になってしまいます。ラクトフェリンを上手く使いながら疲労を改善させていきましょう。