ラクトフェリンでドライマウスをや口臭を解消できる!?
ラクトフェリンが口内細菌の数を減らす
ドライマウスとは、口の中が乾いた状態のことを指します。唾液の量が減るため、口内細菌の数が増加してしまい、口腔内の病気や口臭などの原因になります。
ドライマウスの原因は様々です。
- 咀嚼回数が減っているため、唾液腺への刺激が弱く、唾液の量が低下している傾向がある。
- ストレスによって交感神経が優位になり、唾液量が低下している。
- 高血圧や花粉症、精神疾患などの一部治療薬の副作用によって唾液の量が低下している。
- 長時間俯いた状態(スマホやパソコンを見るなど)で唾液の分泌量が低下している。
など。上記のような症状のドライマウスに効果があるのは、ラクトフェリンです。ラクトフェリンは、哺乳動物の乳に含まれている糖たんぱく質ですが、様々な効能があり、そのうちの一つとして抗菌効果があります。
ドライマウスの問題を解消するには
人間の口の中には、三百から七百種類の細菌が生息していると言われています。口蓋や舌などもあわせて常に千億個から六千億個の細菌が常在していますが、唾液の中には菌の増殖を抑制するリゾチームやラクトフェリンなどの成分が存在しているため、口内細菌を抑制する作用があります。
しかし、口の中が乾くと細菌は細菌がますます増殖していきます。また、就寝中は唾液の量が低下するため、菌が増殖しやすい時間帯でもあるのです。
ここでおすすめなのが、ラクトフェリンが配合されたサプリメントや歯磨き粉などの活用です。口内細菌を抑制することが出来るため、虫歯や歯周病菌の増殖も抑えることが出来るでしょう。口臭の予防にも効果的です。
ドライマウスを解消するには唾液の量を増やす必要がありますが、口の中の細菌数を減らすという意味では、ラクトフェリンをうまく活用することが重要です。
ドライマウス対策:唾液の量を増やす方法とは
ラクトフェリンは口内の細菌数を減少させることは出来ますが、唾液の量を増やすことは出来ません。ドライマウスの問題を解消するには、唾液の量を増やすことが肝心です。
唾液は健康な人は一日なんと1Lから1.5L出ているのですが、30代を過ぎるあたりから分泌量は低下し、高齢者になると分泌量は半分以下まで低下していきます。
唾液量を増やすには、
- 食事中は噛む回数を意識して増やす。
- 水分は多めに摂る。
- タバコやお酒を控え、常に口の中は清潔な状態にしておく。
などが挙げられます。また、ガムを噛むことでも唾液腺が刺激されるため、唾液の量をコントロールするためにおすすめです。
また、高齢者になると、若い人に比べて身体に取り入れる水分量も減っていきます。脱水状態になっていくと、唾液の量もそれに合わせてしまうため、唾液があまり出なくなってしまいます。高齢者の方はこまめに水分を補給していくことが大切になります。
口の中を清潔にしてドライマウス改善
口の中にいる菌は、虫歯菌や歯周病菌ばかりではありません。身体全体の疾患になってしまう原因菌が存在しています。インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、カンジダ菌などは身体の病気を引き起こす原因となる菌でもあります。口の中にこうした菌がいると、身体が疲れていたり、寝不足などで免疫力が低下したりしている状態では、すぐに病気になってしまいます。
病気を予防するためには、口の中はいつも清潔な状態にしておきましょう。外出して帰ってきたらまずうがいをすること、朝起きたら、就寝中に細菌が増殖しているため、歯を磨くこと、舌のクリーニングをする習慣をつけることで、口の中の菌を少しでも減らすことが出来ます。特に細菌が増殖し続けると、口の中が乾燥するだけでなく、口臭の原因にもなるため注意しなければいけません。
ドライマウスとラクトフェリンまとめ
ラクトフェリンは哺乳類の母乳などに多く含まれている成分です。ラクトフェリンには様々な効能があり、そのうちの一つとして抗菌効果があるため、口の中の細菌を抑制する作用があります。
口の中には多くの細菌が常在しているのですが、唾液の洗浄力のおかげで多くの細菌が洗い流されています。唾液の中には菌の増殖を抑制するリゾチームやラクトフェリンが含まれており、この二つの成分には口内細菌抑制効果があるのです。
ドライマウスの悩みを解消するには、唾液の量を増やすことと、ラクトフェリンをうまく活用していくことが重要です。
健康な人の場合、一日の唾液量は1Lから1.5Lほど出ているのですが、高齢になるとその半分以下まで落ちてしまいます。食事をする時は噛む回数を増やしたり、水分を多めに取ったり、ガムなどを噛んで唾液腺を刺激すると唾液量を多くしていくことが出来ます。
また、ラクトフェリンが配合されたサプリメントや歯磨き粉、ガムなどを取り入れて、口内細菌数を減らしていきましょう。