ラクトフェリンは胃酸で分解された方が効果は高まるの?ラクトフェリシンとは?

ラクトフェリンとラクトフェリシンとの違いとは?

ラクトフェリンとラクトフェリシンとの違いとは?ラクトフェリンは哺乳動物の乳に含まれる成分であり、抗菌効果、抗ウィルス効果、ガン抑制効果、免疫力向上効果などがあります。様々な機能を持ち合わせている多機能タンパク質とも呼ばれていますが、ラクトフェリンは熱や胃酸に弱いため、これまでは腸溶性サプリメントでなければ、ラクトフェリンの効果を得ることが出来ないと考えられてきました。

しかし、ある乳業メーカーの研究によるとラクトフェリンが胃の中で消化された後、ラクトフェリシンという成分に変化することを発見したのです。胃の酵素であるペプシンで分解すると、抗菌活性は数十倍、抗酸化力は百倍にもなるのです。

1992年に発見後、ラクトフェリシンは商標登録がされています。素材としてのラクトフェリシンとしての登録なので、将来的にはこのラクトフェリシンがさらに開発されて、多様に製品化され、医療現場でも使用されることでしょう。

胃液で変化後のラクトフェリシンは抗菌活性力がズバ抜けて高い

ラクトフェリンと、胃の消化液ペプシンで消化されたラクトフェリシンはウシと人間では成分の立体構造にも違いがあります。ウシの方は25残基で構成されており、人間の方は47残基で立体構成されており、人間の成分の方がより複雑に構成されているといってもよいでしょう。

ちなみに人間の母乳、特に出産直後から5日以内に含まれているラクトフェリン成分量はウシの10倍の濃度であり、人間の母乳に含まれている成分の方がある意味、抗菌効果、抗ウィルス効果、免疫効果なども、ウシよりも人間の方が優れているといってもよいかもしれません。

胃酸で分解された後、ラクトフェリシンに分解後もウシよりも人間のラクトフェリシンの方が数十倍から数百倍程度、抗菌活性力や多機能性が強いことが、証明されています。人間のラクトフェリシンの方は遺伝子組み換えなどの技術で生産することは出来るかも知れませんが、現実的に考えると倫理的、道徳的面からそれは難しい問題かもしれません。ウシ由来のものであれば、将来的に様々な分野で応用することが可能になるでしょう。

ラクトフェリシンはビフィズス菌に対して抗菌活性をしない

ラクトフェリシンはビフィズス菌に対して抗菌活性をしないラクトフェリンよりも強い効果を発揮するラクトフェリシンであるため、胃で消化された後、腸に成分が届いた後は、腸内部生物である身体に悪い大腸菌やクロストリジウム、グラム陰性、陽性細菌に対しては抗菌作用により悪い菌を殺菌してくれる働きがありますが、善玉菌でもあるビフィズス菌に対しては、全く攻撃性を現わすことはありません。何故、同じ菌にも関わらず身体によい影響を与えてくれる菌に対しては攻撃を加えないのかについては、未だ解明されてはいません。まるでラクトフェリシンそのものが自ら判断を下しているようにも思えます。

ラクトフェリンは多機能タンパク質ですが、ラクトフェリシンはペプシン消化によって、抗菌ペプチドに種類を変えます。抗菌ペプチドになると身体の自然免疫を担う仕事を与えられるため、身体によいビフィズス菌だけは残すように予めプログラムされているのかもしれません。

胃の中でラクトフェリシンになるのはごく一部

胃の中でラクトフェリンをラクトフェリシンに変化させるにはどうすればよいのでしょうか。

胃酸に強い腸溶加工や耐酸性加工以外のサプリメントであれば、すべて胃の中の酵素ペプシンで分解されればすべてラクトフェリシンになることが出来るのかといえば、それは今のところ難しいといえるでしょう。おそらくほとんどが胃酸に負けてしまい、ごく一部の成分のみがラクトフェリシンに生まれ変わることが出来るのではないかと推測されます。

胃酸に負けないよう特別に加工されたラクトフェリシンが予め配合されている製品であれば、ラクトフェリシンの効果や効能の恩恵を受けることが出来るでしょう。

現在は、商標登録をした乳業メーカー一社のみが専売特許状態ですが、将来的に他のメーカーも販売特権を得ることが出来れば、ラクトフェリシンが予め配合された製品がもっと市場に出回る日も近くなるのかもしれません。

将来的には特別加工されたラクトフェリシン製品が主流になる可能性

将来的には特別加工されたラクトフェリシン製品が主流になる可能性ラクトフェリンは哺乳動物の乳に含まれている成分で胃酸に弱いため、腸溶性もしくは耐酸性のサプリメントでなければ効果がないと思われてきました。しかし、ある乳業メーカーが1992年に、胃の消化液でラクトフェリシンラクトフェリシリンという成分に変化することを発見しました。

ラクトフェリンよりも抗菌活性は数十倍、抗酸化力は百倍にもなるため、さらなる健康効果などを期待することが出来ます。

現在はラクトフェリシンを発見した乳業メーカー一社のみが商標登録をしている状態ですが、他メーカーでも販売特許を得ることが出来れば、様々な製品がもっと市場に出回る可能性もあるでしょう。

現在においては、ラクトフェリシンと胃酸に強い腸溶もしくは耐酸性タイプのラクトフェリンを摂取すれば、ラクトフェリシンとラクトフェリン両方の成分のよいところを得ることが出来るでしょう。ラクトフェリシンとラクトフェリンが共同することによって、胃や腸の両方でラクトフェリンの恩恵を受けることが出来る可能性が高まります。

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